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『終わった人』考えたことがなかった定年後

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評価:80点

あらすじ:
東大法学部卒、大手銀行の幹部候補と順風満帆の人生を歩んでいた田代壮介は、派閥争いに敗れて子会社に出向、転籍、そのまま定年を迎えるに至る。
役不足に苛立ちを覚えたまま、その場に居座った自分への自己嫌悪と煮え切らぬ思いを抱えた田代は、嘱託社員の誘いを断り、63歳で新天地を求めることにする。
やることがなく、ジムに通うも同年代のお年寄りに辟易として、あくまで働き続けることを渇望しながら悶々とした日々を過ごしてしまう。
そんな中で、ジムでお年寄りたちの輪に溶け込んでいる若い男、鈴木に出会ったことで、彼の人生は大きな転機を迎えることになる。

ネタバレを多少含んでしまう感想なので、ご注意ください。
読み終えて思ったのは、人生の儚さと自己実現欲求を求めることの意味について。
人生を輝かせたいとは誰しもが思うことですが、最後は皆同じ、どんな神童も美人も60過ぎればただの人。
幸福の尺度は人に依れど、大きな差はなくなってしまうのだなと。
「思い出と戦っても勝てない」という台詞、昔の自分に聞かせてあげたかったな。
あのもがいていた自分に。
ただ、リアルタイムで人生の幸せについて色々考えている時分だったので、この本の内容には唸るところがあります。
最後の娘の発言が夫婦仲を良い方向に導くわけだけど、親に対する口のきき方という観点でみるとどうなんだろう、と本筋と違うことを考えていたり、この主役卑屈だなと思ったり。
全体的に話がまとまっていて、ボリュームの割に読み易い作品でした。

田舎好きの輩たち

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